2月10日(金),テーマ「なぜネコは伴侶動物となりえたのか?−進化と対ヒト社会的認知能力からの考察−」

イヌとネコは、伴侶動物の双璧であるといっても否定する人はいないでしょう。イヌは最古の家畜といわれ、その長いヒトとの共存の歴史から、ヒトと特別な関係を築いてきたとされます。一方ネコは、ヒトとの共存の歴史も長くはなく、積極的な人為淘汰を受けてきていないため、イヌに比べるとヒトからみて気持ちもわかりづらいし、ヒトのこともわかっていない、と思う方が多いかもしれません。しかし、ネコとヒトには意外な共通点があります。また、ネコもヒトとの共存の歴史の中で、行動や特性を変化させてきています。さらに近年、イヌの研究に比べれば非常に数は少ないのですが、ネコがヒトのことをどのくらいわかっているのかを実証的に調べた研究も増えつつあり、ネコもヒトのことを意外と(?)わかっていることがわかってきました。今回は、ネコとヒトの共存の歴史とそれによるネコの行動・特性の進化や、ネコの対ヒト社会的認知能力についての研究を紹介し、なぜ現代、ネコがイヌと並び、ヒトの伴侶動物となっているのかを考えてみたいと思います。

セミナー概要
テーマ 「なぜネコは伴侶動物となりえたのか?−進化と対ヒト社会的認知能力からの考察−」「動物にとって暮らしやすい
講 師 齋藤 慈子 Atsuko Saito
齋藤慈子先生
プロフィール
写真 2005年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。
現在、武蔵野大学教育学部児童教育学科 講師。著書に『飼い猫のココロがわかる 猫の心理』(西東社)など。
参加費:無料(事前申込制)(定員50名)
月10日(金)18:30〜 受付開始時間 18:00
会場:東京大学動物医療センター4階ゼミ室
会場:東京大学動物医療センター4階ゼミ室
開催者:日本ペットサミット
問い合わせ先:Email(担当:佐久間)